【千歳市】千歳市埋蔵文化財センターで「ちとせの擦文」が開かれています。千歳の擦文文化をテーマに、土器ざんまいの展示中です。今月で終了ですよ。
2025年9月30日(火)まで、千歳市埋蔵文化財センターで「ちとせの擦文」が開かれています。千歳の擦文文化をテーマに、土器ざんまいの展示となっていますよ。
擦文文化とは、本州が飛鳥・奈良・平安時代(約1400年から800年前)だったころに、北海道にあった独自の文化です。擦文とは、土器の表面に付けられた「木のへらで擦ったあと」のことをいい、四角い竪穴住居に住み、雑穀栽培を行うなど、本州の暮らし方を取り入れつつも、住居の中では伝統的な囲炉裏を使い、水田は作らない、といった北海道の地域性が強く表れた文化です。この時期は、北海道と本州地域の交易が活発化していて、擦文人たちは本州から鉄製品を手に入れ、本州に魚介類や動物の毛皮などを渡していたと考えられています。

写真はイメージです
まもなく展示期間が終了しますので、まだ足を運んでいない方は、この機会に行ってみてはいかがでしょうか。入場無料ですよ。
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